『塩狩峠』[ かくれんぼ ]350 こっくりうなずいて、…………

こっくりうなずいて、ふじ子は信夫のそばによった。ふじ子の着物の裾から、悪い方の足が少し前に出ていた。かぼそい足だった。 〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463